【れみ編vol.2】”確実にデキる”風俗では刺激が足りない?

■刺激が欲しいビビり
アダルトビデオやライブチャットに飽き、生身の若くてかわいい女の子とエッチしたくて飛び込んだフーゾクの世界。
「こんな子が?!」「こんなことを?!」「こんな金額で?!」
ま、いろいろ刺激があったのは確か。飛び込んでよかった。でも人間贅沢なもので、フーゾクに慣れてきたせいで少し変わった刺激が欲しくなってしまった。
“デキる”事が確定している風俗店では、女の子のパンティを脱がせようがフェラチオされようが予定どおりなわけで、「あの子を脱がせた!」とか「あの子にナメてもらえた!」みたいな達成感に近い興奮はない。
とはいえ、そんなことがプライベートでできるくらいならそもそもフーゾクに通ってないわけで、じゃあどうするか考えた結果マッサージ店に行ってみる事にした。
本当は抜きナシの健全なマッサージ店で抜いてもらうくらいの高難度のミッションに挑んでみたいところではあるけど、オレにそんな事ができるスキルも度胸もあるはずがなく、無難に抜きありの店でマッサージの雰囲気だけ味わうという、いつ来るかわからない未来に向けた下積みをすることに。
■マッサージの流れをチェック
以前、マッサージヘルスというジャンルなら試したことがある。
でも基本はヘルスなわけで、プレイの一つとしてマッサージをしてくれる感じ。だから一緒にシャワーも浴びるわ、せめも受けも他のヘルスとなんら変わらないし、ただ「リンパの刺激による経験した事のない快感」というワードに魅力を感じて行ってみた。もちろんそこはそこで、メチャクチャ楽しかったし、気持ちよかった。
今回は抜きありとはいえ、完全なマッサージ店。ホームページを読んでもなにやらよくわからない。
(うーん、、)
施術台でアカスリから始まり、オイルだのジェルだのやって、ベッドの回春マッサージでハンドフィニッシュ。流れはなんとなくイメージできる。けど、、
(そもそも施術台ってなんだろ、、?)
ベッドはベッドで別にあるみたいだし。いや、むしろベッドがある理由の方がわからない。その施術台で全部やればいいのに、そういうわけにはいかないのか。わざわざ移動する理由は何だろ?
(ふーん、女の子は下着姿なのね、、)
術着的なモノを着てるのかと思った。ま、このへんが健全なマッサージ店とエッチなマッサージ店の違いの一つなのかもしれない。でもベッドに移動すると、女の子はトップレスになるらしい。
脱がないなら最後まで脱がない、脱ぐなら最初から脱ぐというわけではなく、途中で脱ぐのはなんでだろ?
(あ、そうか、途中で脱ぐからいいのか、、)
マッサージの途中で女の子が脱いでしまうというシチュエーションの演出ね。そういう新たな刺激が欲しくてマッサージを選んだくせに、まだまだソープ脳、ヘルス脳に染まってるわ。
でもせっかくなら女の子がトップレスになることは伏せておいて欲しかったな。脱ぐかどうかわからない子が脱いでくれた方が興奮しそうだし。
嬢「アタシにも脱いで欲しい?笑」
客「うん」
嬢「今日はダメ~笑」
客「お願い!」
嬢「じゃ、ちょっとネ♥」
くらいのヤラセ演出があってもよさそうなのに。
マッサージにただ手コキを加えた感じではなさそうだけど、当然ヘルス行為は禁止で女の子に上になるのもダメ。おっぱいの景色を眺めながら、それをオカズに射精する感じか。
(それにしても、80分もあるのか、、)
手コキでの射精にしては時間をかけ過ぎな気がする。もちろんマッサージがメインとはいえ、それは建前で抜いてもらうために行くわけだし。
(うーん、こういう発想がダメなんだよな、、)
動物的でストレートな性欲で思考が固まってる。
「マッサージなのに手コキしてくれるの?!」とか「マッサージなのに女の子が脱いでくれるの?!」みたいなワザとらしいけど新鮮な興奮を楽しまなきゃ意味がない。
■”確実にデキる”に飽きた客
ま、とりあえず予約するか。
俺「あ、もしもし、明日の予約をお願いしたいんですけど」
店「はい、ありがとうございます」
~中略~
店「あ、それから当店はマッサージ専門店となっておりますが、よろしいでしょうか?」
俺「ヘルスじゃないってことですよね?」
店「はい、その通りです」
わざわざこんなことを確認するってことは、やっぱりヘルス行為を要求する客もいるんだろうな。その客はもちろんヘルスと勘違いしてこの店に行ったわけじゃないだろうし、”ホントはダメな事”に興奮するフツーの性欲と、ちょっとした非常識を兼ね備えた男に違いない。
ソープに行かずにあえてヘルスで本番を要求する客みたいに、マッサージ店であえてヘルス行為を要求する事で、本来やっちゃいけないダメな一線を越える興奮を求めてるんだろうな。ヘルス行為をしたいならヘルスに行けばいいだけなのに、それでは刺激が足りないんだろう。
「マッサージ店の女の子があんなコトやってくれた!」
というようなギャンブルに勝ってアドレナリンを感じたいに違いない。
やっぱり確実にデキるフーゾク店では飽き足らなくなってしまった男ってのは世の中に結構あふれてそうな気がする。