【るな編vol.5】ヘルスの”羞恥プレイ”はフロントから

■男性店員から羞恥プレイを受けるとは
初のヘルス。バニーちゃんを拘束してオモチャでいたぶるなんて、想像しただけでワクワクする。
けど、ソープと違ってコッチがイメージ通りにリードしなきゃいけない。
ところで、電話予約の時には女の子の指名と時間くらいしか聞かれなかったけど、大丈夫かな?
オモチャやコスチュームのオプションを電話で言うのが恥ずかしくてなんにも伝えてない。
こういうものなの?ま、店に着いてからでいいか。
店「いらっしゃいませ!ご予約は?」
俺「あっ、○○です。」
店「ハイ!じゃ、順番でご案内しますのでソチラでお待ちください!」
店内は混んでいて、自分の直後にも客が入ってきた。ウサギ狩りの猟師って都会にも結構いるんだな。
・・ん?混んでるというか、狭いだけか。
フロント兼待合室にある”中腰椅子”は客数分に足りない。あとから来た客は居心地悪そうにドア付近に立っている。
オレは幸運にもイスに座れたけど、隣の客とは満員電車並みにヒジが当たる不快な距離。
右の人は禅の修行中みたいな表情で目を閉じている。煩悩の塊のくせに。
いや、もしかしてイメージトレーニングか?
そうだ、オレもやらなきゃ。人を気にしている余裕はないよな。
5分くらいで受付けの順番がきた。
店「当店は初めてのご利用ですか?」
俺「あっ、はい。初めてです、、」(ドキドキ
店「では、当店のシステムをご案内させて頂きます。」
詳細な説明が始まった。ソープでは注意事項くらいだったけど、ヘルスはいろいろ説明する事があるんだな、、
店「では、コスチュームどうしましょう?」
俺「じゃ、、”E”で。」
もっと攻めたヤツにするつもりだったけど、店員の前で選択するのは予想以上に恥ずかしかったので一番無難そうなコスチュームにした。
店「ハイ。Eですね。他、オプションはございますか?」
(えっ、、修行僧の前で言うの?)
俺「あ、、じゃあ電マと、、バイブで。」
店「ハイ。電マとバイブで。以上でよろしいですか?」
俺「・・・あ、あと、、拘束具で。」(小声
恥ずかしさと性欲のせめぎ合いの中で、ローターは捨てた。いかにも全部試してみたい初心者感丸出しなのが耐えられない。拘束具は強い気持ちでなんとか確保。
これがないと今日の構想が土台から崩れてしまう。
ところで、なんでこんなシステムなんだ?
客にわざわざ言わせる必要ある?それに”復唱”とか絶対要らないよね?
受付けでまさかの羞恥プレイ。
せめてコスチュームみたいにアルファベットにしてくれたらいいのに。
■被害妄想
恥ずかしい状況になるとビビりの悪い癖が出て、他の客のキモチを勝手に想像してしまう。
”コイツこんなオドオドしてるクセに、拘束してオモチャ責めかよ。ニンゲンって怖えな。”
なんて思われてるんだろうな、、
こんなことになるなら電話予約で全部伝えておけばよかった。店員と他の客の前で自分の性癖をさらけ出すって、こんなに恥ずかしいものなんだな。ほんの出来心なんです。許して下さい、、(懇願
今思うとソープのあっさりした受付けってホントに有りがたい。”女の子”と”プレイ時間”さえ確認すればいいんだし。やっぱ初心者にはソープが優しい。
受付けでヘルスの洗礼を受け、女の子を待つ。店員とも他の客とも距離の近い空間でじっと待つ1分って長い。
ソーシャルディスタンスがこんなに恋しいなんて。
・・そういえば、今頃女の子にはオレのオーダーが伝わってバニーちゃんに変身してるはず。
“え?次の客は拘束具?たまにいるんだよね、使ってみたいだけの素人って。”
もし女の子がそんなこと思ってたらどうしよう?
ココも居心地悪いけど、部屋はもっと気まずいかもしれないな、、
ああ、、キャンセルして帰りたい。
ビビりの被害妄想は続く。