あのー、もしかしてただのドスケベですか?【える編vol.2】

■エレベーター内の先制攻撃!

この人気店では考えられない指名OKで9000円の激安イベントに集まった、煩悩の群れ。

毎晩激しいセックスしてそうな元気なオニイサン、二次元にしか興味なさそうなワカモノ、見るからに不潔なジイサン、先客がどんどん案内されていく。そろそろ俺の番かな、、?

店「番号札9番の方~」(キョロキョロ

呼び出された後、いつもの張り紙の前へ。

店「・・・盗聴盗撮、女の子の嫌がる行為・・」
俺「ハイ、、ハイ、、ハイ・・」(ワカッテマス、、

社訓より耳慣れた言葉でもう暗記したわ。
まるで免許更新の講習のように毎回同じ内容をすりこんでくるけど、過去にどれだけバカなオトコがバカなことをやらかして警察のお世話になったんだろう?

(盗撮ねぇ、、)

どちらかというと自分が犠牲者になる事を心配してしまう。俺のヘタなセックス盗撮動画が流出して世間の笑い物になりませんように、、

店「それでは、ごゆっくりどうぞ~」

待合室のチャラついた空気から逃れた事にホッと一安心。広い待合室から狭い部屋に向かうのになんだか開放感がある。

嬢「おはヨ!」
俺「あ、、よろしく」

早朝6時にもかかわらず、笑顔の元気なあいさつで迎えてくれた。

(よかった、性格はアタリっぽいな、、)

しかも卵のような丸みと白い肌にツヤツヤのショートカットで顔もわりとカワイイ24歳、えるちゃん。性格と顔がよければそれなりに楽しめるはず。

どうやら最悪は回避したけど、男物の大きいシャツを羽織っているので肝心のウェストはまだ分からない。

ガシャッ!

エレベーターの扉が閉まると身長差のあるえるちゃんがニコッと笑って俺の首に手を回し、顔を引き寄せウェルカムキス。ぶっちゃけこれだけで9000円の価値はある気がする。

(・・んっ!?なんだっ!?)

キスで注意を引きつけている隙に右手でムスコをガシっとわし掴みしてチン長測定。対面して5秒でハイからローへのコンビネーションに少し腰が引けてしまう。

3分12ラウンドのボクシングより厳しい40分1ラウンド。リングよりはるかに狭いベッド上でマウントを取り合うセイシをかけた戦い。試合はもう始まっていた。

(キスはともかくいきなりチンコかよ、、)

チン長の検査は一瞬で終わり、エレベーターが止まるまでやさしい手つきでさすっている。合格のご褒美か、不合格の慰めか?俺にこの子のスパーリング相手は務まるのだろうか?合否結果は聞きたくない。

■エッチとお金の優先順位

嬢「じゃ、横になって♥」
俺「??」

部屋に入って荷物を置いただけで、まだアウターさえ脱いでいない。

(座って、じゃなくて横になるの?どういう事?)

あ、なるほど。寝かせてから服を脱がしてくれるのね。でもカラダ起こしてた方が脱ぎやすいんじゃ?

嬢「フフッ、、笑」(カチャカチャ
(・・ん?いきなりズボン!?)

脱ぐ順番が違うだけで恥ずかしいのはなんでだ?上着を脱いでからズボンを脱ぐのは何の抵抗もないのに、上を着たままズボンを脱がされるのは羞恥心がある不思議。

俺「え、ちょっ、、!」

えるちゃんは膝までズボンを下ろし下半身だけ露出した俺にまたがると、いきなりムスコに喰らいついてきた。まだ靴下さえ脱いでいない。

そういや入室直後にフェラをする即尺プレイって聞いた事があるけど、追加料金取られてもおかしくないサービス。

この店にそんなオプションは無いし、なにより今日は高級サービスとは無縁の激安9000円のイベント。この子がやりたくてやってるって事?

まるで付け合わせの野菜には目もくれず、メインのステーキにがっつく子供。バランスのいい食事でカッコつけようとする理性に支配されたオトナとは違う。

本能の前には野菜も前戯もしょせん脇役なわけで、焼いて喰うステーキと勃たせて入れるセックスはどちらもシンプルな肉料理。塩かローションか調味料が違うだけで、ナマで喰うのはご法度なのも同じ。

それにしても歯磨きやうがいなしでプレイに入るのはこれまでもあったけど、レベルが違う。まさかの前風呂なしでフェラとは、、

入室直後にベッドに倒され、ズボンだけ下ろされたあげく生フェラされるのがこんなに興奮するなんて思ってもいなかった。

ここまで入室して3分も経ってない。序盤からえるちゃんの激しい攻撃に防戦一方。一体何なんだこの子は。

もちろん、エッチが嫌いなフーゾク嬢はいない(ハズ、、
それでも一番の目的は金である事は間違いない。なのにこの子は。

それなりに清潔にしてるつもりではあるけれど、フツー女の子はカラダ洗ってからじゃないと嫌でしょ?何より病気のリスクもあるはずだし、金だけが目的なら不要な即尺プレイ。

なんだかちょっと、えるちゃんはエッチと金の優先順位が他の子とは違う気がする。

(もしかして、ただのドスケベですか、、?)

■セックスのためにあるようなカラダ

(次にああして、こうして、、)

戦略ばかり気にしていると、えるちゃんのような本能の攻撃の前にはあたふたしてしまう。ペースを握られたまま早期KO決着はマズい。

俺「ちょ、ちょっ、えるちゃん待って!」
嬢「えーっ?」

たまらずタイムアウト。

俺「えるちゃんも脱ごうよ?」
嬢「うん♥」

顔も性格もいい、おまけにドスケベ。あと、ウエストがせめてフツーレベルだったら、、
えるちゃんのシャツのボタンをまるでスクラッチを削るように祈りながらひとつずつ開けていく。

ひとつ目(おっ!少し浮いた鎖骨、、)
ふたつ目(いいぞっ!張りのあるちっぱい、、)

そして、、

みっつ目(きたっ!ビンゴォッーー!!)

めっちゃ細い!
“予想よりマシ”と言うレベルじゃない絶対値で細いウエスト。

(なんでこの子が9番目まで残ってた、、?)

他の客、見る目なさ過ぎでしょ。ま、俺も残りものから消去法で選んだはずだったし人の事は言えないけど。

俺「えるちゃんめっちゃいいクビレだね?」
嬢「よく言われる笑」

俺「だろうね、、」
嬢「もっとぽっちゃりしてると思ってたってー笑」

俺「オレもプロフ見てそう思ってたわ、、」
嬢「アレ、スタッフさんが勝手に決めてるしー」

スタッフの見る目のなさか、プロフのウエスト60cmが招いた幸運。もしこの子のスリーサイズをほんのもう少し細身に表記していたら、先客に指名されていたに違いない。

(俺にはありがたいけど、ぽっちゃり好きが指名してたら逆にガッカリだろ、、)

店への感謝とクレーム。

キレイなうなじ、薄い肩回り、ちっぱい、締まったウェスト、小ぶりで丸く持ち上がったお尻、細くて柔らかい太もも。スタイルがいいというより、チンコが勃つオトナのロリ体型。しかも全身脱毛でつるつる。

キレイすぎて抜けないカラダってあるけれど、えるちゃんは抜くためにあるようなカラダ。無駄のない形状を追求した戦闘機が美しいように、この子のカラダは機能美を感じるセックス専用機。